離れて暮らすご家族の“かけはし”

ひとり暮らしの母を助けてください

    
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ひとり暮らしの母を助けてください

 

好井 さちこ様(仮名)47歳

愛媛で暮らす私は現在47歳です。
夫と共働きでふたりの子供を育てています。

実家は千葉の賃貸住宅で、
72歳になる母のひとり暮らしです。


【実家から遠く離れた地に】

私が20代の頃、
結婚を約束していた今の夫の勤務地が
愛媛に決まりました。

母は、私と弟を
女手ひとつで育ててくれた人です。

弟はすでに東京で自立しており、
私は母と暮らして仕事をしていました。

しかし私は仕事を辞め、
夫の愛媛行きに合わせて結婚。
母は一人暮らしになりました。

母も仕事をしていて元気でしたし、
近所にも仲良くしている主婦仲間がいて、

私が千葉に行ったり
母が愛媛に来たり

長電話をしたりと
時々様子を気にしていました。


【見た目が若い母も歳をとって】

しかし気付けば母も70歳を過ぎました。
正社員からパートになっていた仕事も、
今年を最後にやめることに。

きれい好きな母は
いつも家をきれいにしていましたが、

筋力も体力も気力も衰えて、
片付けが大変になってきたようです。

思いついた時に、私がすぐ
手伝いに行ける距離ではありません。

東京の弟も中学生の子を持つ父になり、
共働きでがんばっています。

そして今のコロナ感染に注意する時期、
弟家族もむやみに
高齢の母に会うのは心配のようです。

 


【母がひとりで断捨離をしたけれど】

そんな中、
母はひとりで家を片付け、
断捨離をしたのだそうです。

その時のことを
後から電話できいたのですが、
やはりひとりは心配だと実感しました。

まず、
押入れの天袋にしまいこんだものの片付け。

高い所ですから足場が必要ですが、
母は普通の椅子に乗って出し入れをしたとか。
しかもアルバムなど重いものもあります。

もし椅子が倒れたら?
重いもので体を傷めたら?
ちょっとのことで骨折でもしたら大変です。

そして家具の配置換え。

家具を減らして、
動きやすくするのは大賛成ですが、
重い家具をひとりで運ぶなんて心配です。

どうやったのか聞いてみると、
バスタオルを家具の下に入れて
ズルズルと引きずったらしいです。

手や足をはさまなくて本当に良かったです。

結局、大型ごみに出したい家具は運べず、
収集依頼した際に

市の職員さんがお年寄りだからと
運んでくれたそうです。

なにより母の住む住宅には
エレベーターがないのです。
母が住むのは3階。

家具ほどではないにせよ、
断捨離で出た重いごみを
ひとりで何往復もしながら運んだのでしょう。

さすがひとりで私と弟を育てた人です。
しかし70歳を過ぎた女性には
危険だらけなのではないでしょうか。

 


【娘の私が手伝ってあげたいけれど】

そんな話を聞くと、
本当なら娘の私が手伝いたいと思います。

ですが遠くて難しい状況です。

母にしても、細かいことを頼むのは、
おそらく息子より娘なのでしょう。

弟のお嫁さんはすてきな女性ですが、
どうしてもお互い気を遣います。

近所の仲の良い友人たちも、
母同様ご年配の女性ばかりで頼めません。

実際、いつだったか重いものを運ぶ時、
友人本人ではなくその息子さんが

手伝ってくださったことがありました。
とてもありがたいことです。

とは言え、そう何度も甘えられませんし、
コロナ感染拡大も気になるところです。


【それならプロの手を借りたら?】

ではどうすれば母を助けられるか?
私は考えました。

お金はかかるかもしれないけれど、
プロにお願いしたらどうだろう?

プロであれば、母のしたいことを
的確に手助けしてくれるのではないか?

素人の私たちより手際よく短時間で、
コロナ感染のリスクも最小限に、

母も余計な気を遣わず気持ちよく
お願いできるのではないかと考えたのです。

もちろん、時には
身内や友人にお願いするのもいいと思います。

困った時はお互い様ですから、
年をとっても助け合える友人がいるのは
とてもすてきなことです。

ただ、どちらも歳をとって
できることに限りがあります。

友人にご恩返しをしたくても、
娘の私は遠方にいて、

お礼の電話やお土産を
お渡しする程度のことしかできません。

そういったいろいろなことを考えると、
プロにお願いするための出費も、

もしかしたら
思ったより高くないかもしれないと
考えるようになってきました。

そして、一度利用してみて良かったら、
母も遠くの手伝えない私より、

近くで頼れるプロがいてくれたら
とても心強いでしょう。

ですから母が安心してお願いできる
サービス会社を探そうと思っています。